こんにちは
おちょぼです。
今回は100年以上読み続けられているお金の教科書「バビロンの大富豪」について紹介します。
・お金との付き合い方を知りたい
・お金持ちになりたい
・好きなことを仕事にしたい
お金の勉強をすべき理由
自分の生活を豊かにするため
みなさんはお金についてどれだけ知っているでしょうか。小さい頃からすごく身近にあるのにただ買い物するためだけのものになってしまっていると思います。
みんな同じように週5日、毎日8時間働いているのに、お金持ちの人もいるし、今月の生活がギリギリの人もいます。
この差は一体何なのか。どうやったらお金持ちになれるのか。どうやったら働くのを辞められるのか。
お金は知っているようで知らないことがたくさんあります。日常に使っているものが何なのか知っているひとと知らない人ではもちろん使いこなし具合も変わってきます。包丁で食べ物を切ることを知っていると紙などは切りませんよね?普段使いしているからこそより理解を深めなければどうしても使いこなせないというわけです。
お金を正しく認識するために
汚いお金。日本人独特の考え方で、このお金の考えは今後かなり損をしてしまいます。
特に「徹夜しちゃったよー」とか頑張りこそが美徳とされてきた日本では、「楽をして稼いだと思われるお金はだめだ」と考えられていることが多いんですよね。悪銭身につかずなんて言葉があるくらいです。
お金を正しく見れていない人がかなり多いですが、稼ぎ方にいい仕事も悪い仕事もないですよね。その上でお金を稼ぐとはどういうことなのか。どういう仕事をするとお金を稼げるのか。
前項で伝えた使い方、付き合い方だけでなく、稼ぎ方も学ぶのにとっても重要な項目です。
幸せになるために
お金との付き合い方は自分の夢をかなえるために必要なことや、家族や友人との付き合い方、社会での上司や部下との付き合い方など、より良い人間関係と自分の人生の指針となるべきものを学ぶことができます。
好きなことを仕事にしたらすごくうまく行ったと思える人生はとても幸せではないでしょうか。友人と何かビジネスを成し遂げて達成感が分かち合えたら、幸せではないでしょうか。
裕福になりたい人だけがお金の勉強をすべきというわけでもないのです。
バビロンの大富豪
はじめに本書を簡単に説明させてもらって後からガッツリと掘り下げて説明します。
本書は『The Richest Man In Babylon(バビロンいちの大金持ち)』という本の翻訳書です。
古代の首都バビロンが舞台の物語調になっており、資産を築いた者からお金持ちになるための教えを学ぶという話になっています。
100年以上読み続けられており、今あるすべてのお金の本の元祖とも言われており、今もなお世界中で読み続けられています。
活字だけでなく、漫画版もあります。非常に読みやすいので是非読んでみて下さい。
それでは早速内容のご紹介です。ネタバレを含みますので自分で読んでからみたいという方はこれ以降はお気をつけ下さい。
エピローグとして
物語の始まりは元考古学者の主人公が財産もなくし、妻と子とも別れてしまい、腐り切っている所に古い友人から「遺跡で見つかった粘土板」の解読を依頼されたところから始まります。
古代に発展を遂げたバビロンの黄金の法則が書かれており、主人公が解読を進めながら、粘土板から黄金法則を学び、大富豪になる物語です。
黄金に愛される7つ道具
バビロンの大富豪であるアルカドに貧乏な少年であり粘土板を描いた本人バンシルが「お金持ちになるためにはどうしたらいいか」を聞きにいきます。
アルカドはお金持ちはお金をたくさん持っている人ではなく、「お金の増やし方を知っている者」と答えます。
お金持ちになるために何をするべきか、アルカドが紹介した7つの法則をまとめてご紹介します。
その1. 収入の10分の1を貯蓄せよ
まずはじめにやらなければならないことであり、最初の扉と説明されています。
貯金大国日本では、それでは少ないじゃないかと感じる人が多いのではないでしょうか。
しかしお金持ちになるためにまずすべきことはたったこれだけなのです。
日本人の平均生涯年収は約3億円と言われています。そのうち1/10を貯金に回すと退職までに3000万円貯金できる計算になります。共働きなら6000万。もし2/10貯金できれば1億2000万。
老後までに必要な貯金は2000万円と1時期騒がれていましたが、実はたったの1割で簡単に貯めることができてしまいます。
その2. 欲望に優先順位をつけよ
1/10を貯金できたら、残りの9割のお金を使用して良いが、このお金を使用するのに何に使用していくのか。の優先順位をつけます。
自分にとって本当に必要なものを考え、優先順位をつけていき、必要のない欲望を切り捨てることで、生活水準をかえず、一番やりたいことのためにお金を使うことができます。
自分の本当にやりたいことを満たす、生活水準を変えないことによって苦にならないよう1/10の収入を貯金することができるようになります。
例えば、いい所に住みたいけど食事はそんなに気にしないという方はNo.1住、No.2 食 残ったお金でお洋服を買おうとか
趣味の映画鑑賞がNo.1で食事がNo.2。他の住む所や洋服はできるだけ抑えても苦じゃないな。
など自分にとって大切なことを見極めて、無理のない貯金を継続しましょう。
その3. 貯めたお金を働かせよ
「10万円渡すからこれを15万円にして」と言われ、できると思う方はどれだけいるでしょうか。
「お金は持っていることが財産ではなく、定期的にお金が入ってくる仕組み」こそが財産であると説明されています。
先ほどためた1/10の資金を働かせなければ財産とは言えないということであり、現代で言うのであれば、資産運用しなさい。ということになります。
1/10貯金で貯めた6000万の貯金を年利3%で運営すれば6年で、もう1000万増やすことができます。
積立NISAやiDeCoなど非課税の制度や不動産など自分に合った資産運用を探して、貯めたお金を働かせるようにしましょう。
その4. 危険や天敵から金を堅守せよ
お金というものは不意になくなってしまいます。気がついたら結構使ってしまっていたなんてこともあるのではないでしょうか。
ある程度の貯金ができてくると心にも余裕が生まれ、儲け話に乗りたくなってきてしまいます。
何にお金を使うべきか。うまい話には裏があるとはよく言ったもので、順調に行っている時ほどしっかりとした資産運用の道を歩みましょう。
資産運用や怪しいビジネスの誘い、詐欺などだけでなく、浪費家の恋人や、友人など身近な所にもお金の天敵はいたりします。金銭感覚が違う人につられて浪費してしまわぬように注意しましょう。
その5. より良き所に住め
広い所、高級な所に住め。というわけではありません。
仕事場までの距離や、夜は静かで眠りやすい、電車や道が空いていてストレスなく移動できるなど。
住むところはただ住むだけではなく、自分の幸福度に密接な関係があります。日々の幸せはより良い充実感と毎日の活力を生み、貯金を増やすモチベーションにもなります。
自分への心を豊かにする投資として考えて自分にぴったりのものを選びましょう。
その6. 今日から未来の生活に備えよ
自らで未来の生活に備えましょう。「未来の安心を売る商売」である保険などは人々が感じる潜在的な未来への不安でビジネスをしています。それほど人は見えない未来に対しての不安が強く、しっかりと備えておきたいと考えています。
しかし保険などを利用せずとも、自分で未来に備えて最低限の貯蓄さえあれば、しっかりと未来に備えることができます。固定費としてかかってくるお金をどうにか減らせなければ、自分のお金を守ことができません。
未来に何があるかわかりませんが、しっかりと何が起きてもいいような準備を心がけておきましょう。
その7. 自分こそ最大の資本とせよ
最後にして最も重要な項目だと思います。本編では行動する人とそうでない人の境界線として挙げられていた項目です。
自分を最大の資本にせよとは、どんな資産よりも自分ことが一番価値があるようにしなさいということです。
仮に資産運用に成功して大金持ちになれても、重要なのはその保有金額ではなく、築き上げてきた確固たるノウハウの方が重要であったり、自分の仕事で得る能力や、技術、お金を稼ぐために必要なすべての力を高めて、自分の資本価値が上がることで、お金持ちになれるというわけです。
お金持ちとは、お金を持っている人ではなくと最初の方で述べたように、得た金銭より、お金の稼ぎ方を知り、自分という資本をしっかりと形成しましょう。
まとめ
ストーリーの中の話の幹となる部分をご紹介しました。
物語はこの法則を知った主人公が旅をし、さらなる教えに至るまでのストーリーが描かれています。この物語のなかで、全財産を失ったり、仲間に裏切られたりとつても辛い体験を繰り返しながら前に進んでいき、最終的には富を気付く姿は読んでいてとても感動するので、是非物語として1度読んでみて下さい。
それでは〜